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物価高でも年金据え置きの見込み

 昨日の朝日新聞の夕刊1面に、「物価高でも年金据え置き 来年度見通し 賃金伸び悩み」という記事がでています(9月18日、木曜日付、ネット上にアップされていないのが残念です)。
 年金者組合のみなさんが問題にして運動されていることが、一般紙にも報道されるようになったということですね。

 いちどもらいはじめた年金額は、物価スライドといって、物価があがれば、年金額もあがる仕組みです。

 しかし、実は、この「物価スライド」のしくみが、2004年の「百年安心」の年金「改革」=大改悪のときに、こっそりと変えられていたのです。2004年改悪といえば、年金の実質的な水準をカットしていく「マクロ経済スライド」の導入が有名ですが、マクロ経済スライドだけでなく、「物価スライド」のしくみも変えられていたのです(しかも、まともな説明もなしに)。
 それは、名目賃金上昇率が物価上昇率を下回るときは、物価にあわせて年金額をスライドするのではなく、名目賃金上昇率にあわせて年金額をスライドすることです。なお、名目賃金上昇率がマイナスのときは、年金額を上げも下げもしないとされています。

 で、朝日新聞の報道によれば、来年にむけての計算では、賃金上昇は物価上昇にくらべて0.4%程度下回る見通しで、その分、年金額の引き上げが見送られるということです。その他に、過去に物価がさがったときに年金額を下げなかった分1.7%が年金額のスライドからマイナスされ、それでもプラスになっても、こんどはマクロ経済スライドで、約0.9%マイナスされます。
 したがって、このままでは、来年の年金額は、こんなに物価が高騰しているにもかかわらず、据置の見込みだということです。

 統計を持ち出すまでもなく、多くの人にとって、年金は老後の生活の土台ですよね。憲法25条の国民の生存権を保障するための社会保障制度なのですから、いまの物価高騰で苦しんでいるときに、年金据え置きはあまりに酷です。ここに、自民党や公明党がすすめてきた「年金改革」の過酷さがうかがえると思いませんか。

 自民党内でも、最近になって、この状況で年金額据え置きはひどいのではないか、という声があがっているという報道も先日ありました。日本共産党は、今年度の予算組み替え要求などで、緊急に物価高騰に対応した年金額の引きあげを求めてきました。解散・総選挙で、国民の審判をつきつけて、政治を変えましょう。

中央社保協50周年記念シンポ

 今日の午後は、中央社保協(中央社会保障推進協議会)50周年の記念シンポジウムに参加してきました。

 シンポジストは、司会は公文昭夫さん(年金実務センター代表)、テレビジャーナリストの方、都留文科大学の後藤先生、県立広島大学の都留先生でした。
 いやあ、非常におもしろいシンポジウムでした。「参加してよかった!」と心の底から思える、いいシンポジウムでしたよ。

 ジャーナリストの方の語る貧困の実態や、後藤先生の大局的な視点からの分析も、とてもよかったのです。
 しかし、印象的だったのが、都留民子先生の貧困問題をとらえるときの視点と論理でしたね。都留先生は、文章は雑誌などで読んだこともあるのですが、お話しを聞くのははじめてで、先生は”アジテーター”なのかもしれませんが、貧困の問題をとらえるときに陥りがちな「常識的な」考え方に、ズバッズバッときりこみ、とらえかえしてくれる論理の切り口が、ある意味「大胆」で、ある意味では「まったくその通り」と思え、お話しを聞いていて、非常に気持ちよかったです。

 失業率と貧困率(OECDが発表)をみたとき、フランスの失業率は日本の約2倍だが、フランスの貧困率は日本の半分である、という事実にも、そして、「失業もイヤだが、労働力の安売り=搾取ももっとイヤ」とたちあがりたたかっているフランスの若者のお話しにも、いろいろと考えさせられました。
 都留先生にかぎらず、シンポジウムの先生方、準備をされた中央社保協のみなさん、どうもありがとうございました。勉強になりました。

介護人材確保のレク

 今日は、福田首相退陣であわただしくなっている国会の小池室で、厚生労働省から、介護人材確保問題について、厚生労働省の概算要求にもりこまれた内容のレクチャーを受けました。
 資料は、そのうちアップするかもしれません(マスコミですでに報道されているようなものなので、しないかもしれません)。

 すでにマスコミでも報道されているとおり、フリーターや高齢者など、介護の仕事が初めてという人を採用した事業所には、ひとりあたり(一事業所で最大3人まで)1年間で最大50万円の助成を雇用保険から出す(1万6千人分を概算要求に計上)などの説明を聞いてきました。

 しかし、やっぱり最終的には介護報酬をどうするか、ということが、人材確保問題、処遇改善問題の最大のポイントになるのではないか、ということ。
 それはそのとおりだと思います。しかし、介護報酬をただ引きあげれば、介護保険料も値上げにならざるをえないでしょう。
 ぜひ、人材確保のための介護報酬アップ分を国の一般財源で手当てする(共産党案や民主党法案の考え方)など、この物価高騰・生活苦が深刻になっているなかで、介護保険の枠組みだけでなく、介護保険料を値上げせずに人材確保や処遇改善などの対策をすすめられるように、がんばりたいと思います。

介護保険見直しの学習会

 今日は、世田谷区の日本共産党区議団の合宿へ、介護保険見直し問題の講師として行ってきました。講師をしたあと、質疑応答(ディスカッション?)が、議会活動などにもつっこんで、長時間ありました。僕もけっこう疲れましたが、同時に、いろんなことを考えさせられたり、頭にうかんできたり、けっこう刺激になりました。

 学習会の講師をつとめると、自分自身が勉強になりますね。今日のことも力にして、また次の学習会講師にいどみたいと思います。

介護の学習会講師

 大阪など関西を家族で訪問し、もどってきて(そのうち、大阪ドームに阪神の応援にいって、みじめな試合を見てきたことは、うちの家族といっしょに応援にいった大阪社保協Tさんのこの記事をどうぞ)、夏休みも終わり、今日は、埼玉県の全県議員会議で、介護保険の学習会の講師をしてきました。

 雑誌「議会と自治体」に、来年4月の介護保険の見直し問題について論文を書いてから、講師の依頼もふえてきました。というわけで、今日の埼玉県の地方議員のみなさんの学習会が、その第一弾です。

 こんどの介護保険見直しで何が焦点となるのか、介護の人材不足問題、介護とりあげをやめさせる問題、療養病床の廃止問題、保険料値上げをくいとめる問題などについて話をしていましたら、だんだん、自分のテンションもあがってきました。
 介護保険の改悪をゆるさず、誰もが安心して利用できる公的介護制度に改善するために、ガンバルゾー!^^V

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プロフィール

ハリタ

Author:ハリタ
1971年、神奈川県生まれ。東京都江東区在住。好きなことは、音楽を聴いたり弾いたり歌を歌ったり、山や沢を登ったり、野球を見たり、子どもと一緒にNHKの「ダーウィンが来た!」を見たり、本を読んだり、布団で寝たり。好きな動物は、くまとナキウサギ。好きな食べ物は、牛乳。得意料理は、カレーライスとチャーハン(^_^;)。お仕事は、日本共産党。マンション管理士(日本マンション学会会員)です。
はりた通信>http://harita.jp

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