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この週末は、子どもの学校の運動会だったのですが、一日、雨天順延になった日に、録画しておいたNHKスペシャル「北極大変動」を、息子と一緒に見ることができました。
「北極大変動」は2回からなるNHKスペシャルで、第一回が「氷が消え悲劇が始まった」、第二回が「氷の海から巨大資源が現れた」です。内容はこちら:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080525.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080526.html
地球温暖化と北極圏の現在についての番組ですが、非常に”こわくなる”内容でした。
第一回は、北極の氷が温暖化の影響ですごい勢いで溶けていて、ノルウェーのスピッツベルゲン諸島の白クマ(ホッキョクグマ)が獲物のアザラシをとれず、餓死している、壮絶な映像がありました。
また、北極の氷がとけることによって、北極圏の海水が太陽の照射をうけてあたたまり、大気中の二酸化炭素をとかしこんで深海へと運ぶ海流が、これから縮小していくようすもシミュレーションで示されていました。それが現実となれば、21世紀末の地球の気温予測は、現在のものよりも1度上昇すると…。IPCCは産業革命前にくらべて2度上昇までにおさえるシナリオを達成しないと、人類や地球の生態系に深刻な打撃がおこることを報告しているのですが…。
2007年はとくに氷の溶解した面積が大きく、1980年代の6割程度にすぎないというような映像もあり、温暖化による北極の変動は、臨界点をこえてしまったのではないか、これからは北極の環境変化と地球温暖化が相乗的にすすんでいく、大変動を加速させるようなプラス(人類的にはマイナスですが)の”フィードバック”が働くのではないか、と、おそろしくなりました。
第二回は、その北極の氷がとけていることもあって、北極海の調査活動が容易になり、石油・天然ガスの資源発掘が加速していることを紹介していました。ロシアをはじめ各国は国益をかけてしのぎをけずり、ノルウェーなどは「現代のゴールドラッシュ」の様相だそうでして、世界中からそのお金をめあてに人が集まっています。また、企業が1兆円をこえるお金をつぎこんで建設した天然ガスのプラント=施設が、原油高騰の影響もあって、わずか4年程度で投資をすべて回収できるということに驚き、そして、日本にもその天然ガスが運ばれている、私たちの生活を支えている、ということに恐怖しました。
北極圏にねむっている化石燃料は、人類にとって貴重な資源であり、可能性であることはまちがいないと思いますが、いま、あのような、国益まるだし、儲け本位のやりかたで、しかも、地球温暖化対策についての国際的なとりくみが軌道に乗っているともいえない現在、いきおいにまかせて開発するのがはたして正しいのか、疑問を感じました。
今週の深夜に再放送もあるようです。よかったら、ぜひご覧下さい。
骨太の番組でした。ちなみに番組のなかで次々と提起される問いにたいして、番組のなかでは解決策は提示していません。みんなに考えてもらうために、あえて、そういうつくりにしたのではないかな、というのが僕の感想です。
追記
NHKスペシャル。今日の夜は先日、僕がこのブログでもハイビジョン特集のときの感想を紹介した「ガラパゴス大異変」ですね。昨日の「低炭素社会に踏み出せるか」も録画してあるので、そのうち見たいと思います。
「北極大変動」は2回からなるNHKスペシャルで、第一回が「氷が消え悲劇が始まった」、第二回が「氷の海から巨大資源が現れた」です。内容はこちら:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080525.html
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080526.html
地球温暖化と北極圏の現在についての番組ですが、非常に”こわくなる”内容でした。
第一回は、北極の氷が温暖化の影響ですごい勢いで溶けていて、ノルウェーのスピッツベルゲン諸島の白クマ(ホッキョクグマ)が獲物のアザラシをとれず、餓死している、壮絶な映像がありました。
また、北極の氷がとけることによって、北極圏の海水が太陽の照射をうけてあたたまり、大気中の二酸化炭素をとかしこんで深海へと運ぶ海流が、これから縮小していくようすもシミュレーションで示されていました。それが現実となれば、21世紀末の地球の気温予測は、現在のものよりも1度上昇すると…。IPCCは産業革命前にくらべて2度上昇までにおさえるシナリオを達成しないと、人類や地球の生態系に深刻な打撃がおこることを報告しているのですが…。
2007年はとくに氷の溶解した面積が大きく、1980年代の6割程度にすぎないというような映像もあり、温暖化による北極の変動は、臨界点をこえてしまったのではないか、これからは北極の環境変化と地球温暖化が相乗的にすすんでいく、大変動を加速させるようなプラス(人類的にはマイナスですが)の”フィードバック”が働くのではないか、と、おそろしくなりました。
第二回は、その北極の氷がとけていることもあって、北極海の調査活動が容易になり、石油・天然ガスの資源発掘が加速していることを紹介していました。ロシアをはじめ各国は国益をかけてしのぎをけずり、ノルウェーなどは「現代のゴールドラッシュ」の様相だそうでして、世界中からそのお金をめあてに人が集まっています。また、企業が1兆円をこえるお金をつぎこんで建設した天然ガスのプラント=施設が、原油高騰の影響もあって、わずか4年程度で投資をすべて回収できるということに驚き、そして、日本にもその天然ガスが運ばれている、私たちの生活を支えている、ということに恐怖しました。
北極圏にねむっている化石燃料は、人類にとって貴重な資源であり、可能性であることはまちがいないと思いますが、いま、あのような、国益まるだし、儲け本位のやりかたで、しかも、地球温暖化対策についての国際的なとりくみが軌道に乗っているともいえない現在、いきおいにまかせて開発するのがはたして正しいのか、疑問を感じました。
今週の深夜に再放送もあるようです。よかったら、ぜひご覧下さい。
骨太の番組でした。ちなみに番組のなかで次々と提起される問いにたいして、番組のなかでは解決策は提示していません。みんなに考えてもらうために、あえて、そういうつくりにしたのではないかな、というのが僕の感想です。
追記
NHKスペシャル。今日の夜は先日、僕がこのブログでもハイビジョン特集のときの感想を紹介した「ガラパゴス大異変」ですね。昨日の「低炭素社会に踏み出せるか」も録画してあるので、そのうち見たいと思います。






